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店長日記
つくづくし
「こんにった(今日は)天気もようござるによって野遊山にいじょう(行こう)と存じ・・・」狂言「土筆(つくづくし)」の一節です。この狂言は主役シテと脇役アドの劇。春となり、友人を誘ってハイキングに行くのですが、たくさんの土筆を見て「つくづくしの首しおれてぐんなり」という和歌を詠んだのはシテ。そんな和歌はないよと言う友人。シテは間違いを指摘され「むっ」とするわけですが、しばらく行くと「芍薬(しゃくやく)」がたくさん出ているのを見て友人は、百済から日本に来て漢字と儒教を教えた王任の歌を詠みます。「難波津に芍薬の花冬ごもり今を春べと芍薬の花」と間違って覚えた歌。本当は「芍薬の花」部分が「咲くやこの花」なのですが・・・それをシテから指摘された友人は「それよりは先ほどのぐんなり、ぐんなり」とあざけりだし、そこで相撲というか取っ組み合いが始まり・・・このシテを演じたのは30年ほど前。「土筆」と書いて「つくづくし」確かに土から生えた筆のような形。暖かくなったら首を出す「つくし」は愛されますが、同じ地下茎から出る「スギナ」には「スギナ用」の「草退治」や「ネコソギ」「バスタ」なんて言う除草剤もあるほどの嫌われものですね。 4/15
落葉を破って頭にのせてやっと出たばかりのつくし。雪国山形にも春が来ました。
- 2012.04.15
- 12:44
- 店長日記



